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診療実績
令和 2 年度
横浜鶴見リハビリテーション病院 診療実績
(令和2年4月1日~令和3年3月31日に退院した患者465名の分析)
『回復期リハビリテーション病棟』
当病棟では、以下の急性発症した疾患等の急性期治療後に、集中的なリハビリ加療を行い、在宅復帰の支援に力を入れています。
1.疾患別患者数割合

- 令和2年4月~令和3年3月に退院した患者数は465名で、その内の53.5%の方が脳血管疾患でした。
- 脳血管疾患では多い順に脳梗塞、脳出血、くも膜下出血となっています。
- 運動器疾患では多い順に大腿骨骨折、胸椎腰椎および骨盤骨折、変形性膝関節症となっています。
2.疾患別平均入院日数

- 疾患別に入院から退院までの平均日数を見たグラフです。
- 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳血管疾患では、平均入院日数が75日となっています。
- 大腿骨頸部骨折や脊椎圧迫骨折、脊髄損傷、股関節や膝関節術後などの運動器疾患では平均入院日数が53日となっています。
- 廃用症候群では、平均入院日数が60日となっています。
3.退院先割合(在宅復帰率)

- 退院先は、自宅等の家庭への退院が79.6%を占めており、次いで有料老人ホーム等8%、介護老人保健施設(老健)6.4%、特別養護老人ホーム(特養)が2.1%となっています。
- 在宅復帰率(社会福祉施設や有料老人ホーム等も含む)は96.1%でした。
4.リハビリテーション平均提供単位数

- 疾患別での1日当たりの平均提供単位数です。リハビリ総提供単位数をリハビリの実施日数で割り算出しています。
(1単位は20分間のリハビリを提供)
5.回復期リハビリテーション実績指数
2020年4月~2021年3月 実績指数:56.93
- 実績指数とは入院日数とその間の運動機能の向上を数値化した指標で、この点数が高いほど短い期間で身体機能が向上したことを意味します。

6.重症患者割合
新規入院患者のうち重症患者の割合:44.3%
- 重症患者とは入棟時における日常生活機能13項目の評価の合計点が10点以上(点数が大きいほど自立度が低いという評価になります)、または機能的自立度評価(FIMと呼ばれていて13の運動項目と、5個の認知項目を各項目7段階で点数化し評価しています。点数が小さいほど自立度が低いという評価になります)が55点以下の患者のことを指します。
7.重症患者の改善割合
退院した患者のうち重症患者の割合:43.5%
重症患者のうち3点(16点)以上改善した患者の割合:64.3%
- 重症患者の改善割合とは入棟時と退棟時を比較して日常生活機能が3点以上下がっている、または機能的自立評価(FIM)が16点以上上がっている方の割合です。
8.年齢・性別 入院患者割合
- 当院では70代、80代の患者がその半数を占めていますが、自宅、地域、社会へ復帰を目指す10代から30代の若年層、働き盛りである40代、50代の方の入院も受け入れております。

9.地域別入院患者の割合
- 居住地は、鶴見区が約5割を占めます。2位以下は、川崎市川崎区、横浜市港北区、川崎市幸区、横浜市神奈川区と当院へのアクセスが便利な地域が占めています。
